★わかっちゃいるんだが萌えてしまう厨設定★8厨め

42 1/2 ：2006/12/02(土) 21:35:20 ID:74mYEmHY0

愛する人が突然、交通事故で他界。後を追う決意で墓石の前に佇む受け。
そのとき、名前を呼ばれたような気がして振り向くと、桜吹雪に襲われながら、
愛する人がゆっくりとした足取りでこちらへやってくる。迎えにきてくれたんだ・・
手にした刃物を落とし、駆け寄る受け。記憶通りの優しく逞しい腕が自分を抱きしめてくれる。
嗚咽を洩らしながら泣く受けの耳朶に、そっと囁かれる言葉。
「受けさん、兄貴の後を追うなんて馬鹿な真似はよせ」
それは、愛した人の弟（攻め）だった。

受けのことが心配で、強引に自分の家へ連れてゆく攻め。
不器用に、それでも限りなく壊れ物を扱うかのように、受けを見守る。
ふとした表情が、仕草が、もういない人を思い出させ、最初は攻めを恨む受け。
それでも、しだいに穏やかな生活に安らぎを感じ、攻めに感謝するようになる。
ときおり愛した人との愛欲の日々を思い出し、本人ではないとわかっていても、
攻めに対して欲情してしまう。そんな気持ちを押し隠すが、次第に攻め自身に惹かれてゆく気持ちに気づく。
けれど、攻めを身代わりにするなんて自分勝手すぎると、平静を装う。

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